コレジャナイブログ

かわさきロボット競技大会、通称かわロボについて情報の交流を目的として書きます。

コレジャナイザー・アギト・リペア・改

こんにちはコレジャナイザー・社長さんです。

今年度の機体をまとめておくのでよかったらどうぞ。
今年はスマホ買ったので画質いいです。

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機体名はコレジャナイザー・荒偽兎リペア・改です。
え?二刀いっしんなんとか?え?そんなもん知るか。

最初は大型の左右独立ロングロッドのつもりだったんですが、設計してる途中で重量が流石にきついんじゃないかと思って小型機にした結果めちゃくちゃ重量余ったのでどうしていいかわからないです。大型にしても大丈夫だった説あります。

基本スペックは
重量:2800g(軽っ
モーター:アームに4発、足にそれぞれ1発づつで合計6発
バッテリー:オリオンLife2200mA
アーム機構:スライダーリンク
足機構:スライダーヘッケン
アームの種類:絶対下を取れないアーム(命名募集中

基本的には去年作ったコレジャナイザー荒偽兎を車高上げて板サス追加したのが立命で出したアギトリペアです。(能登もこれで出るはずでした)
で、そいつをぱくって作ったのがこいつです。

今までは毎年かなりのフォルムチェンジをしてきたんですが、今回はマイナーチェンジにしました。
新規作れなかったのがちょっと悔しいです。

ちなみにアギトリペアカイ・B予選のすがたがこちら
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間に合わなかったのでアームは片方でモーター一個と、電装ケースは2年前の機体についてたやつをもぎとってつけました。
この状態で重量2340gだったのでアーム片方が約400gくらいでしょうか。

ちなみに時間の関係上本番用の電装ケースは僕がバンドソーで当日の朝くらいに頑張って作ったものなので、とんでもない出来なのは目をつむってください。


それでは各部の説明を多少

アーム
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観ての通り、アーム先が浮いています。
これはロッド系アームに特有の下取り合戦が苦手だからです。
相手の下を取れるか取れないかの紙一重の尖らせ合いをしていると、リングのあちこちに引っかかって禿げそうになります。
だったらいっそ下は完全に取れなくても、その分リングを自由に走り回れるようして決められるタイミングを逃さないようにしよう、というのが思惑です。
去年もこのような形だったんですが、アームの数値を引っかかりにくくいじったら自分でもびっくりするくらい引っかからなくなりました。
多少コツがいりますが、アームを下げたままでリングを周回することもできます。

それと、
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見えづらいですが、アームの先に瞬着を塗っています。
理由はこれをすると相手が投げやすくなりそうだからです。(場合によっては有用です)
実はこれだけは隠しておこうと思って透明のを塗っていて、「なんであのアームは変な見た目に反して投げられるんだ!」ってびっくりしてほしかったんですが、本大会で近寄ってきた空気読めない人たちが
KY1「なんだこれなんか塗ってあるぞ(ペタペタ」
KY2「うわーべとべとする」
KY3「(無言でペトペト)なんすかこれ」
と来たと思ったら速攻で気づきやがったんでもうここでばらします。
効果は去年アームにつけていたシリコンの溝ゴムと一緒です。カウンターとか掴んで投げやすくなります。

あとアームの形状が上側も面白くなっていますが、これにも理由があった気がします。
全体的にボーンククリみたいでかっこよくないですかね?(モンハン脳

アームギヤボの構成も去年とまったく一緒です。
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最終段ギヤとスライダー軸が綺麗に収まっています。
ただ今年はルールの条文に充分とか書いてあったので、それぞれの軸間を5mm離しています。
5mmも離せば見た目にも揺動してる気がします。

あとは、去年からの変更点でメンテナンス性を考えてすぐにアームギヤボを外せるようにしました。
それがこちら↓
もうねじを外すのもめんどくさいです。

あとたまに聞かれるんですが、アームの制御は左右のギヤボにそれぞれアンプをつけてプロポの機能で同時に動くようにしています。(いやそんなことしねーよっていうつっこみが聞こえます)
ていうか3chなのになんでアームのギヤボが二個あるのっていう話ですよ。
でもギヤボだけでも左右に分かれてないと気持ち悪くて設計できないんです。一応モーターをたくさん積めるという利点があるので、あながち無駄でもないですが。

最終的に機械的に繋げてあるので、同期がずれるということはないです。
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組み木構造は多少ねじが緩んでもすぐに強度が落ちないので重宝してます。
めんどくさがりにはうってつけの構造です。

アームはあと、最終段に生やすギヤの数が足りなくて可動範囲が少なくなってしまっているのを改修しなきゃです。
他にもある欠陥は都度治していこうと思います。


次は脚にいきます

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まぁいつものスライダヘッケンです。
脚だけは去年の使いまわしです。
中にカム同士を繋ぐピンが入っているので、緩むことはまずないです。
カムは二枚で挟むのではなく、t5の脚にt6のフランジ付カムを入れて反対を押えるパーツがちょこっと入っています。金属でねじ止めしてるパーツがそれです。
構造が簡単で緩みにくいので、この脚は運用上は完全にメンテフリーです。

あと足裏は見えにくいですが、アームに塗ったのと同じ瞬着が塗ってあります。
作り方はシーラントに似ていますが、出来上がってくるのはチータラです。
いなくなるときは千切れますが、30分で再生できるのが強みです。あと生やすのが超簡単(小声)
自分的にはグリップも悪くないので、もうこれでいっかと思っています。というか生やすのが大変だと絶対手を抜いて適当に貼ってすぐいなくなるので、とにかく簡単じゃないと使えません。”パフォーマンス対簡単”が自分の中の絶対の基準です。
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足回りの構造です。
下が脚、上が板バネ兼上カバーの白ポリカさんです。
以上


あとは全体的な構造とか
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構造は下板にはめ込みでこれも去年と変わらずです。
特に脚はスペーサーでのはめ込み方も数値も去年と変わっていないので、前のやつがそのままはまります。
一応こっちはねじ3本外せば取れるので妥協しました。
ほんとはアームみたいにワンタッチが良かったんですが、こっちはガタついたりすると走破性に影響するので、その辺を解消できてかつ現状より簡単な方法が思いつかなかったため保留。
次は変わるかも知れないです。


全体的に変えたかったのは、アームのワンタッチ着脱などのユーザビリティと、もう一つ
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前の機体はアームを下げても頭が出っ張っていて不恰好だったので、この体勢でマシン上面がだいたい面になるようにしました。
重心もついでに下がっています。
ただ、このくらい側板が大きくてかつ重心が低いと横転倒したときに安定してしまうので、横転からの復帰機構が必要になります。
今後の改修ポイントの一つです。


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以上です。
総評として、去年と比べてサスのきく幅を大きくしたりアームを引っかかりにくくしたので、走っていてとても楽しい機体になってくれました。
実は構造的に干渉してたり設計ミスってたりしてるところがちょいちょいあるので、早めに直しときます。

ただ、やっと性能的にまともな機体ができあがった感はあるので、そろそろ結果を残したいです。
割と頑張ってます。

ではここまで見て下さった方に最後に一言






社長をあまりいじめないでください。