コレジャナイブログ

かわさきロボット競技大会、通称かわロボについて情報の交流を目的として書きます。

反省と改善

このブログは日記として使う為に作ったのではないので、まめに更新はしないです。

本大会から一週間たって落ち着いてきたので、今わかっているマシンの反省点と改善策を書いておこうと思います。メモ程度に。




①ヒューマンがエラーしてる
本日SRDCでの練習会に参加させていただいたのですが、本大会で死んだはずのMC402をまさかの搭載した結果2試合でMC402が完全に燃えました。ついでにほかのアンプと集団自決していきました。ハラショー


改善策:死んだアンプを使うとかがまずおかしい。やめよう。
ついでに、燃えた後に「受信機につないでるコネクターの赤い線を取り除いておくといい」ということを聞きました。BECの線らしいのですが(BECってなんだっけ)、これを切っておくとアンプが死んだ後に電流が逆流して他を巻き込むという事がないとのことです。


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知らなかったの僕だけですかね。その後かろうじて生きてるアンプからは抜いておきました。でも1本は残しておかなきゃいけないらしいです。一回全部抜いた後に全く動かなくて死んだのかと思ってしまいました。

元々両足に使っていたMC402は調子が悪かったので、いい買い替え時と思っておきます。




②機体が跳ねる
これはわかりやすいですね。前回も書きましたが、跳ねるし設置点が少なくなるしで小型にはサスつけたくなります。サスつけるのがめんどうだし大会まで時間がなかったので諦めましたが、最終的につけたくなるなら最初からつけられる設計にしておけばよかったですね。

改善策:サスペンションをつける
どうせなら板バネもオイルダンパーもつけれるようにしとこうと思います。ついでに前サス・後ろサス・両サスも試せるようにしておこうと思います。





③足裏なんてなかったんだ
全部どっかいきました。最初はシリコンの溝ゴムをYH75の脚に接着していました。シリコンの接着は難しいと言われていますが、どちらかというとYH75の方に接着がのっていない気がします。これに関しては僕の接着技術がなかったのも原因だと思いますが、それを補って余りあるつけづらさです。

改善策:新型足裏の模索
今試そうと思っているのはシーラント脚です。やはり素材そのものの強度で持てるというのは魅力的です。ただめんどくさいことも多々あるので、どのような形で足裏にするかは考え中です。
それか、YH75に良く接着できる方法が見つかればそっちで同じ足裏を使ってみるのもありというか、できればそっちでいきたい気持ちもあります。でも現状そこそこ走れているので、自分の中での優先度は低めです。





④車高が低い
これに関しては小型機の作り方をなめていたと言わざるを得ないです。車高は30㎜とっていますが、普通にひっかかります。特に脚の幅が薄いのでお腹が広くなって擦りやすくなるのもあるでしょう。
走るコースを選べば大丈夫ですが、いつもそれができるわけではないのでやはり対策はとっておきたいです。誰かあのデスマウンテンをなんとかしてください。


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改善策:車高を上げる
具体的には決めてませんが、40㎜~50㎜くらいでしょうか。設計的にはサスをつけるついでにできるので、そんな手間ではないです。





⑤攻撃面積が狭い
シールドアームだと、相手のカウンターなど細いものでもはじけるんですが、線しかないとそれができないので攻め方が狭まってしまっています。


改善案:シールドをつけてしまおう
実は最初のアーム案ではシールドで覆っていたのですが、作り方がめんどくさくなりそうだったのと刺しづらくなりそうなのでつけませんでした。付け方も簡単なものを思いついたので、やっぱりつけます。




⑥電装系スペースが狭い
文字通りスペースが狭くアンプがキツキツです。とても入れづらい。


改善案:来世に期待
今からどないせーちゅうねん





⑦アーム形状に改善の余地あり
アーム先端の高さをどうしようか悩んでます。フィールドにある段差程度には引っかからないような数値にしていますが、使い方次第で引っかかったりしています。


改善案:とりあえずもう1種類くらい作る。
今のは低めなので、もうちょっと大きくして豪快に走れるのを試してみます。



⑧ギヤ軸スペーサーの緩み防止
伝達ギヤはギヤにベアリングをはめてそれをスペーサーに通してるんですが、ギヤの摺動でスペーサーのネジが緩んできます。

改善案:ネジロック塗る
ここもスライダーのところみたいに埋めてしまえばよかったのですが、気が利きませんでした。大きく設計変更する時があればそうしようと思います。
当面のところは普通にネジロック塗っておきます。




⑨鉛フリーはんだはいらない
融けづらいし振動に弱いです。おそらく鉛で侵されることより使いづらさからくるストレスの方が健康に悪いです。


改善案:鉛入りはんだ使おう
ぶっちゃけ間違って買ってしまったのを勿体なさから使っているだけですが、積極的に使わないことをおススメします。RoHSなんか知ったことか。






⑩名前が弱い
とても弱そう。あんまり毎年突然の不具合が発生するので、実は名前が弱すぎるのが原因なんじゃないかと思い始めました。
技術者として不備の原因をオカルトにしてしまうのはどうかとも思いましたが、いい加減因果関係を疑いたくなってきました。



改善案:もう名前を変えてしまおうか
”コレジャナイザー”というのがもうこれじゃない感出てるので”コレナンダゼー”みたいに強気なネーミングでいけば世界線的に運命の集束を防げるのではなかろうかと。この問題に関しては一層慎重に検討を重ねてまいります。






以上です。
毎年めんどくさがってるので、今年はこういう具体的な対策を講じていきたいと思ってます。

コレジャナイザー荒偽兎

どうもコレジャナイザーシリーズを作っているコレジャナイザーさんです。

今年のマシンは割と出来が良く質問されることがままあるので簡単にまとめてみようと思います。

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コレジャナイザーシリーズの第4号機 コレジャナイザー荒偽兎 です。
練習走行会で去年のマシンが壊れてしまったので、これも運命と思い作り始めました。2週間で設計から始めるのはなかなか厳しいものがありましたが、なんとか予選トーナメントにアームのギヤボ片方(それでもモーター3発)で持っていき、2日目の機体審査後にようやっと完成を迎えました。完成してよかった…


漢字は「あぎと」と読みます。本当は「咢」がよかったんですがこれは読めないのではないかと思って変えました。しかし会場で「なにこれあらためうさぎって読むのかな(笑)」みたいな煽りを散々受けたので言っておきます。


あぎとです。


分解ついでに写真も撮っておいたので説明します。画質は6年前くらいの電波帯が変わるときにAUに「これタダでやんよ」って言われた低スぺガラケーなので低いです。

アーム編

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アームはショートロッドが4本ついたような形状です。実はこのアームがこのマシン一のこだわりどころで秘匿事項なのですが全部しゃべります。
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アームの先はあえて接地してないです。これはへたな障害物につっかからずにつっこめるようにです。このマシンは突破力に一番重きを置いています。
そのかわりにシールドなどの下を取ることは完全に諦めています。

上についてるのはシリコンの溝ゴムで投げる時の安定性が高まるのではないかと思ってつけました。たぶんいらないです。

たくさんついているのは投げる姿勢を安定させるためです。本数はてきとうです。

役割的にはショートロッドとシールドの中間あたりなのでうちの後輩が言ってた「シールドロッド」あたりが妥当な呼び方かなと思います。

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コンパクトさが特徴のギヤボです。それ以外に特徴はないです。
強いて言うなら疑惑のスライダーリンク機構を搭載しています。(もちろんルール的にはセーフです)

モーターは一つのギヤボに3つで左右で6つ詰めるようになっています(重量が大丈夫なら・・・

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とんがっているのは衝撃吸収用のスポンジにぶつけるための突起です。
さすがにモーター6発も積むと何が起こるかわからないのでつけてます。
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見づらいですがスポンジがむぎゅっとなってます。効果のほどは知りません。あると信じましょう。

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アームをばらすとこんなパーツが出てきます。これはPOMのt11板から削りだしていて、ファイナルギヤの軸と軸中心を少しずらしたスライダーの軸を兼ねていて、軸の内側にスペーサーを入れているのでギヤ周りの肉が少なくコンパクトになってます。
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POMのパーツをスポッと抜くとこんなかんじになってます。

コレジャナイザーのアームといえば2本ついていたのですが、今回は右手と左手の力を合わせてパワーゲーにはしりました。一応アームを左右分離することもできますがたぶんしません。なぜなら4chはすごく扱いづらいからです!(集中線)

それでも戦い方のコンセプト的には同じなので、そんなに違うという事も実はないです。
元々インファイトが好きだったので、今回のアームは「突っ込んで投げる」以上です。



脚編
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ただのスライダヘッケンです(説明終了)

細かいところを言うと
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ただの
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スライダヘッケンです(説明s(ry)

さらに強いて言うなら
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ただ(ry

です。

ちょっとした工夫としては
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カム同士のつなぎ目がピンなので、ネジが緩んで脚がぐらぐらということはないのと
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スライダー軸と脚のギヤの軸を共通にしてあります。
設計してみればわかりますが、実はこれをすると板が一枚減ります。けっこうでかいです。
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それとこれは下克上の人のをぱk…おっと参考にさせていただいたものですが、スペーサーの周りを少し掘ってスペーサーを埋め込んでいます。こうするとスペーサーのネジが抜けてもスペーサーは外れないので、スライダヘッケンあるあるの「スペーサーのネジが外れてスライダー軸が取れて脚がロックしてモーターが燃えました(経験談)」っていう現象がなくなります。これは素晴らしいだろと思って速攻でぱk参考にさせていただきました。ありがとうございます。

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それとこれはこのマシンで一番無駄にこだわったところかも知れません。なんとこの脚のカバー・・・
2㎜のポリカを曲げながら溝にはめ込んでいます

なんだそんなことかと侮ってはいけません。徹夜の為にとっておいたエネルギーをこんなくだらない拘りに使う馬鹿らしさはやったものにしかわからないです。最初は「2㎜くらいぺろんぺろんでしょ」と侮りまくった結果深夜の貴重な体力をほぼこいつに注ぎました。今度からは曲げなくてもいいようにしようそうしよう・・・

そのかわり横回転が刺さるなんてことは間違ってもないくらいの防御力です。一回くらいは役立ってもらわないと割に合いません。


ボディ編
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最後にこいつのぼってりボディについてちょこっと載せます。
去年からやっているシャーシ(YH75平板)の上に脚やアームを乗せるかたちになってます。
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ぼってりお腹の中には電装系・アームギヤボ・バッテリーが詰まっています。ちょっとぼってりし過ぎてケツがでかくなってしまった問題も抱えています。
それでもスライダヘッケンだと横幅が薄いので小型でもバッテリーが横向きに詰めます。
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これも見づらいですが、脚とアームのそれぞれのユニットはくみ木細工みたいにはめこんで、上下の板で挟み込んでいます。
理由は簡単に作れるのと、脚とアームをそれぞれ分解できるからです。あと、元々ボディーは360°つるつるにしたかったので、ついでということもあります。
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アームユニットを外すとこんな感じです。配線が細い以外にツッコみどころは特にないはずです。
アーム先もくみ木にしてありますが、分解はしやすいものの組み立てづらいです。ちょっと失敗。
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アームを外したボディはこんな感じです。電装系はめっちゃきつそうにしてます。
ちなみに、ところどころスペーサーがないのはかわロボ6年目にしてまさかのネジ不足という問題が起きたからです。
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バッテリーBOXも外せます。これもシャーシにはめ込んで上から板で押さえます。
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裏はつるつるです。空いてる穴はモーターの熱確認用です。
つるつるなのは、レイアウトしやすいのが30%・KHK杯のときにお弁当を食べるためのテーブル代わりにしたいのが70%くらいの理由です。あのテラスで食べるお弁当おいしいですよね。

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以上です。
コンセプトはツッコんで投げる。そのための大き目の脚とモーターを多く積んだアームでした。
コンセプトには合致したマシンが出来た気がしますが、まだアームに慣れていないです。

脚は大きいのと回転数が高めなので走破性はそこそこなんですが、やっぱりサスをつけないと小型機はいたることろに引っかかって辛いです。学祭前にはサス付けたいです。4点接地は大事です。

あと本大会では予選の段階から脚のMC402は危篤の状態になってしまっていて、いつ死ぬかわからない状態でした。
それがわかっていながら決勝トーナメントでは速攻で決めきれずにMC402が召されてしまいました。無念。

この1年はこのマシンをいじくりつつやっていって、できれば来年もこのままいけるくらいに仕上がると嬉しいです。(いい加減毎年は作ってられないです・・・
学祭ではよろしくお願いします。

よしなに