コレジャナイブログ

かわさきロボット競技大会、通称かわロボについて情報の交流を目的として書きます。

第23回かわさきロボット競技大会ルール発表行ってきた

行ってきたので、簡単にルール変更点をまとめます。(個人の感想です。感じ方には個人差があります。)

1、大会参加は2名以上4名以下
2、機体サイズは停止状態で空間内に収まること
3、機体重量は3300g以下
4、プロポは双葉電子工業純正品の2.4GHz帯のみ
5、アーム機構は、最低2点以上の充分に空間の空いた円弧中心を持つこと
6、キャプテン以外のメンバーはやむを得ない場合に限り期限までの変更を受け付ける。
7、決勝トーナメントは32チーム
8、今までとは別に技術賞を設定
9、リング上障害物は6月頃発表

です。
下記にもうちょっと詳しく載せます。

1、大会参加は2名以上4名以下
原文:第2章 第5条 試合者は、1台のロボットに付き高校生以上、2名以上4名以下でチームを組むものとする。
書いてある通りですね。
これで新しいお友達を創・・・作らなくても大丈夫ですね。操縦者+セコンドでちょうどいいバランスではないでしょうか。


2、機体サイズは停止状態で空間内に収まること
原文:第3章 第9条 ロボットの外形は、幅250ミリメートル、奥行き350ミリメートル、高さ700ミリメートルの四角形の空間内に競技開始姿勢で停止したまま収まる機体を製作すること。
要は今までは測量箱によっかかってしまっていてもOKになっていましたが、これは旧プロポを使っている場合長いアンテナが出てしまうためやむなく許可されていたことで、2.4GHz帯のプロポではアンテナは飛び出さないため、「よっかからなくても出来るはずだろう」ということらしいです。
大きい機体を作る人は、スタート姿勢を今まで以上に考える必要が出てきたんではないでしょうか。


3、機体重量は3300g以下
原文:第3章 第9条 4 ロボットの質量は、試合時の状態で3,300g以内とする。
これも書いてある通りですね。
LiFeバッテリーの普及により重量の低減が容易になったための変更だそうです。
会場で聞いた「全ての参加者に等しく課題を与える」という説明は納得がいきました。ぶっちゃけ僕はかなり厳しいですが、これは乗り越えるべき課題だと思っています。

4、プロポは双葉電子工業純正品の2.4GHz帯のみ
原文:第3章 第9条 5 外部からのロボットの制御(操縦)については本競技大会実行委員会が規定するコントローラ(送受信機、プロポ)も用いロボット1台に付き1式(1系統)のみ使用可とする。
今大会では、以下の通信方法に対応した、双葉電子工業(株)が販売するラジオコントロールシステムとする。
双葉電子工業製ATTACK 4WD/4VWD/4GWDは22回大会以降使用不可
1)通信方式:FASST、FASSTest、FHSS、S-FHSS、T-FHSS(AIR)
2)国内電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマークがついているもの。
(Futabaロゴマーク国内電波法令に適合した無線機である技適マークが付いているプロポのみ使用可。OEM品および並行輸入品は不可とする。)
これは去年から純正と言われていたか覚えていないのですが、とにかく「フタバ純正で!」と念を押されたということだけ伝えておきます。

5、アーム機構は、最低2点以上の充分に空間の空いた円弧中心を持つこと
原文:第3章 第11条 6 リンク機構は、一つのアーム作動面が、最低2点以上の充分に間隔の空いた円弧中心を持つ連続した曲線を通過あるいは往復する動作をする構造をしていること。 
構造的なルール変更はありませんでしたが、二つの円弧中心の間隔が”充分に”空いたという一言が追加されています。
「”充分に”とは具体的に何mmという質問は一切受け付けません」とは運営様のお言葉です。
これは「いかにその寸法が充分かを説明せよ」と参加者に求めているのだと僕は思います。このルールを発表した時「加工ガタやベアリングのずれ以下は揺動とは認めない」と言っていたことから考えると、例えば、うちにあるCNCの精度はだいたい全周で±0.1~0.2mmくらいです(ざっくりですが)。そうするとスライダー部に3つのパーツを使った場合の累積誤差は0.6mmなので、これ以上の数値であれば誤差以上ではあると言えます。すごいてきとうに言ってますが、そんな感じではないでしょうか。
正直最初は「なんだ曖昧すぎてルールになってねぇじゃねぇか」と思いましたが、ここは登竜門ということを考えるとこれも一つの課題と考えたいところです。
お願いだから「ぶっぶー正解は○mm以上でしたさようならー」とはならないと信じてますが、それはやめてほしいですね。

6、キャプテン以外のメンバーはやむを得ない場合に限り期限までの変更を受け付ける。
原文:第5章 第31条 以下の各項に該当する行為が確認された場合、および第10条の各項に示す禁止事項に該当する行為を行った該当チームを反則とする。
第5章 第31条 7 メンバー登録されていない試合に無断で参加した場合。但し、キャプテンを除くチームメンバーの変更はやむを得ない事情に限り申告期限までの事前申告により本規則に違反しない範囲で受け付けるものとする。申告期限については別途定めるものとする。
やむを得なければチームメンバー変更はOKになりました。申告期限はまだ発表されてないですが、やむを得ない事情を抱えた社会人は多いと思いますので、フレキシブルに対応してくれるといいですね。

7、決勝トーナメントは32チーム
これは口頭での発表でしたので原文なしです。減っちゃったよ!
試合数が減るわけではないので、決勝へのチャンスまで減るわけではないらしいです。
みんながんば。(お前もだよ)

8、今までとは別に技術賞を設定
これも口頭での発表でしたので原文なしです。
今まではやはり試合の勝ち負けが一番結果に残るものでしたが、今年からは技術力に一番重きを置いた賞を設定するとのことです。
賞金も出るし、できれば優勝にも見劣りしないくらい出したいとのことです。
正式な発表は夏頃で、そのとき課題を設定して、その課題をクリアするイベントを1年後の3月に開催するとかしないとか。
今まですごい技術を使っている人はたくさんいましたが、勝ちに結びつかないとあまり賞金とならず、「誉のみが褒美」みたいになってしまっていたのが正式に評価されるというのはとてもいいですね。
これからはただの色物ではなく、色物の中でもガチ色物合戦が見られるんじゃないでしょうか。それもまた面白い方向だと思いますし、楽しみです。

9、リング上障害物は6月頃発表
今年のリング上の障害物がまだ決まっていないらしく、6月頃発表とのことでした。
リングのサイズが変わったりはしないので、障害物だけとのことです。
今までは障害物が決まった後それに合わせて車体を設計していましたが、こうなるとある程度色々な状況を想定して作らないといけませんね。
みんながんば(2度目)



大体こんな感じでした。うろ覚えのところもあるかと思うので、話半分でお願いします。
実行委員会の方に問い合わせたいこともあるんですが、お問合せフォームを送ったら「4月1日のHP更新までまってください」と言われました。せっかちなのは昔からです。

またちょっと変化があり、楽しい1年になればいいと思います。




今年も1シーズン!!よろしくお願いします!!